面積：

31.04㎡

明治時代に建てられた蔵が、寺町二条ほど近い路地奥に鎮座していました。これぞ、路地奥のお宝物件。

まずはじめに注意点を。この物件の室内には大家さんの荷物がまだ置かれている状態です。大家さんの私物になり室内写真をお見せできないため、改装後のイメージがつきやすいように同じ時期に建てられ最近改装をされギャラリーとして貸し出しておられる蔵の内装写真を掲載しています。ご理解ください。

また「隠れ蔵」と名付けたように、路地は御幸町通りに面していますがかなりわかりづらいです。幅は1.2mほど。そのため、ふらっと歩いている人に入ってきてもらいたい！っというイメージではありません。

さて、物件のご紹介を。京都には町家に代表される歴史ある物件が多く残っていますが、本物件のような蔵はそこまで目には止まりません。豪邸の敷地内にある蔵が、塀の上から見えた程度の覚えはありますが、実際にそれを賃貸できるのはテンションが上がらずには入られません。

お伝えしたように、室内はまだ大家さんの私物があります。こちらは近日中に撤去予定とのこと。写真ではお見せできませんが、大家さんの別物件の写真にあるように、土壁に太い柱や梁が健在です。土壁が横たわる梁を包むように、壁がゆがんでいるのがお分かりになりますでしょうか？こういう壁面は、町家では見られませんね。雰囲気は申し分ないと思います。また、蔵ですが電気、上下水道、都市ガスまでのすでに引き込みされているのも有難いポイント。

隠れBarをやってもいいし、こだわりのコーヒースタンドを開いてもいい。細い路地の奥にあるからこそ、お客さんを招き入れる特別なアプローチが演出できますね。個人的に、自分も事務所ここでもアリだったな、と思う物件でした。