面積：

191.34㎡

「錚々たる」。こちら「そうそうたる」と読みます。物件の中に入った瞬間に思いついたタイトルでした。数ある京都の木造物件の中でも、この建物が持つパワーにぴったりな言葉だと思いました。

職住一体で使われていた建物で、現在は老朽化した内部を解体し、躯体と屋根だけのご覧の状態になっています。建物だけで190平米を超え、さらに通りから建物を突っ切っていくと奥にさらに60坪の空き地があるという面白い物件になっています。こんなに面白い物件がまだあったのかと、唸りました。

この雰囲気をそのままに、家具や木工系の倉庫や作業場にしてもらったり、事務所として自分好みに改装してみたり、奥の空き地は芝生を整備して遊びの場として使う、なんてことも考えられる妄想が広がります。これから屋根の葺き替え工事も予定されているので嬉しいですね。

雰囲気抜群なこの建物ですが、何点か事前に注意点もあります。

場所は堀川中立売を少し北西に入ったエリアで、住居系のエリアです。利用用途に制限はありませんが近隣の方々とは上手に付き合っていただく必要があります。また、建物の中に車で入ることも可能ですが、入口にある梁が低いので車高が高い車やトラック、また、荷物を積んだ状態での出し入れはかなり難しいのでご了承ください。また、前面道路は北向きの一方通行で、北に上がっていくと道が結構細くなっていってしまいます。またこの物件から一本北の一条通は左折しかできないのですが、大きい車では曲がれません・・・。この出入りの部分が多少ネックになって来そうですので予めお伝えさせていただきます。

色々と頭を使わないといけないですが、建物の歴史と空間は最高なので、是非活用していただけたらと思います。