面積：

60.79㎡（土地）

京都の街を歩くと、町家だけでないコンクリート系の凝ったデザインの建物に出会います。今回もそんな物件の1つ。東堀川通から少し東に入った場所に、タイルとガラスブロック、鉄柵という僕たちが大好きな要素を持った外観の古家を見つけました。

京都の観光スポットとしては欠かせない世界遺産の元離宮二条城と、地元人が公園としても活用する憩いの京都御苑との中間に位置する、京都暮らしを満喫できる場所。生活拠点としても自転車で京都の中心部へ繰り出せるのでセカンドハウスやゲストハウス利用にも申し分ない立地です。

内装はというと写真をご覧の通り水回りから全て改装を要するレベルですが、ガラスや建具などそのまま活かしたくなる素材が残っておりそれらを生かして改装すれば良いものが出来そうです。何より、青とも緑とも言えないタイルに少し小ぶりなガラスブロックの明り取り。間口は8m程のどっしりした佇まい。所謂京町家とは違った良き古さの残る外観は個人的にはどうか活かしたいところです。

再建築は可能ですが、前面道路の幅員が約3.8ｍで2項道路の為、約20cm程のセットバックが必要になります。また土地面積が60.79㎡とありますが、前面道路の半分が含まれておりますので、実際の建築面積は約40㎡となります。

面積は少しコンパクトかもしれませんが、堀川通よりも東側のこの立地、地下鉄も2線利用出来、何かとカバーの効く条件ではないかと。