その他 | ||||||||||||
最後のピース(piece) |
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街並みに馴染むように控えめにしながらも、内側に入ると考え尽くされた空間が広がる。今回はそんな場所の最後のピース(piece)になってくれる方を探しています。 写真を見ていただければ一発でお分かりかと思いますが、この物件は建築家とデザイナーの共作です。どちらも京都にゆかりがあり、京都で活動もされている多田正治氏(多田正治アトリエ)と遠藤正二郎氏(ENDO SHOJIRO DESIGN)の作品。年月を経て増改築が重ねられていた3つの建物を、テナントとゲストハウスが共存できるスペースへと生まれ変わらせました。そのテナント部分を担ってくれる方を探すのが今回のお話というわけです。 まずは正面から。建物に入って行くというよりは、路地を進んでいく、というイメージに近い感覚にしてくれる植栽と通路のバランスがあり、すぐ左手で来た方を迎え入れる場所に今回のテナント部分があります。視覚的に自然とどんどん奥に吸い込まれていくように、コーナー部分は直角ではなく角度が緩く設定されています。壁のモルタルも、なんとういうのでしょうか、土壁の中塗り仕上げように表面がザラッとしていて冷たい感じがしないのも素敵です。ゲストハウス部分もテナント部分も基本は、グレー×ホワイト×ウッド×グリーンのトーンで。 今回のテナント部分、広さは約13㎡とそこまで大きくないですが、これくらいでこだわってスモールスタートしたい方って結構多いのではないでしょうか。内部は飲食業の許可が取れるように既に作られています(必要な設備工事は借りた方でしていただく必要があります)し、トーン&マナーも空間全体と調和するようにもう仕上がっています。内装費用をかけてスタート、となるとある程度初期費用かかりますので、この状態というのはありがたいですよね。テイストを崩さなければ内部の改装もある程度、例えば、通りに面したガラス窓の一部をテイクアウト客用の窓に変えたり、などもしていいそうです。また、飲食業でなく物販テナントなどでもOKです。 また、より奥のゲストハウス部分と連動してゲストに朝食を出していただける場合は、通常4万円(+税)の家賃が3万円(+税)になるという特典も。またテナントの外の通路部分など、奥に宿泊するゲストに邪魔にならなければ、テーブルやイスを置いて営業しても良いというのも嬉しいポイント。トイレは営業開始時と終了時に清掃をお願いします。場所の特性上、深夜営業はNGですので、業種業態と営業形態など、入居審査にあたり家主との面談をしていただきます。 コラムの特性上、テナントについてしかあまり書けませんでしたが、この建物・空間自体、随所にこだわりが詰まっています。建築・空間好きな方は是非多田正治氏(多田正治アトリエ)と遠藤正二郎氏(ENDO SHOJIRO DESIGN)のHPで事例チェックを。 |
室内は13㎡とこじんまりですが完成度高し。 |
通りからはこのような形で見えます。 |
こちらが外観。既存部分とのギャップもいい。 |
建物内通路。奥にゲストハウス部分。 |
>>大きな地図で見る  |
専有面積 | 13.76㎡ | ||
所在地 | 京都市上京区作庵町 | ||
交通 | 京都市営バス「千本上立売」駅 徒歩1分 | ||
建物構造 | 木造 | 所在階 | 1階 |
築年 | 取引態様 | 媒介 | |
設備 | 電気は個別契約、ガスと水道は共益費にて。 |