住宅 その他 | ||||||||||||
平屋と田畑に包まれて |
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京都~大原、三千院~。と歌えば頭に思い浮かべる景色。 そんな景色が目の前に広がっている物件のご紹介。 場所は大原は寂光院の門前通り沿い。道路もアスファルトのグレーではなく、砂利舗装で里道風情。道沿いには元かやぶき屋根の大きな平屋群が並んでいるような景色の中になります。道沿いに植わっているたわわに実った柿の木を見上げれば、きっとあなたも郷愁の念に駆られずにはいられないでしょう。 まずはみんな気になる田畑の説明を。 建物の敷地に隣接して、大小3つの田畑が点在しています。一番大きな畑は建物のに隣接しているので建物の裏から直接いける仕組み。その周囲はきちんと柵を設けて獣対策もされています。というのも田畑は現在持ち主の親族の農家さんが借り受けて使っている状態だからです。見渡してみるとほぼ枝豆ですね。部分的に休ませながら飛び飛びで枝豆を栽培しているようです。そこから山の手へと畑は広がっていくわけですが、間に別な田畑を挟みながら飛び地で2つ点在しているので、あぜ道を通ってアプローチしていくことになります。飛び地は小さな畑なのでまだ安心ですね。使われている田畑を引き継げるわけですので、ハードルはまだ低そうです。 最初はそのまま貸すことも可能ですが、購入時点で農業委員会への申請許可が必要なので、本気で農業されたい方は農業参入要件をきちんと確認し頑張りましょう。 令和5年の4月から、農地の権利移動の許可に係る下限面積要件が廃止されたので、あとは計画立てて頑張る覚悟だけですね! 次は住むことになる建物の説明を。 建物は元々は民宿を営んでいた平屋となっています。そして、建物用途も旅館として申請されています。住みながら農業体験ができる宿も始める土台はできているわけですね。大原という可能性のある場所ながら、調整区域で新たな計画が困難な状況の為この要件は魅力的に映る方もいるはず。もちろん住宅として普通に住むだけも全く問題無しです。 レイアウトはL型となっており、中央に玄関、右翼に台所と個室。左翼に客室として使っていた個室が5つほど並んでおります。ちょうど左翼の個室群の窓から畑が望める位置ですね。玄関入って中央には洗面トイレ、浴室などがあります。 もし住宅として改装するならば、左翼の個室は全てつぶして大きなワンルームに。キッチンも中央あたりに寄せてワンルーム側に合わせたいですね。水回りは改修必須なので、折角なら大きな窓のあるバスルームを作って田畑を眺めながら楽しめたら最高かと。冬には雪景色も見れるはず。右翼には書斎などの部屋と寝室を設けて左右でメリハリを。夢が広がりますね~。 お外にもビッグなおまけがあります。舗装済みの大きな駐車場と角に小屋が一つ。駐車場は看板の形跡があったので寂光院目的の方の駐車場営業をされていたのでしょう。小屋は中はがらんどうですが、収穫した野菜の無人販売やティースタンドなんかもできそうです。 今回の物件は、市街化調整区域という建物の建築や建て替えが制限される地域となっております。そのため融資などが受けにくいことが多いです。また、写真を見てわかる通り、各所には痛みがあり、最初にしっかりとしたリノベーションは必須かと思われます。自給自足できそうな広さの田畑と桃源郷のような周辺の景観、環境。悩ましい天秤です。 天秤が傾いてきた方は、ぜひ。 ※補足情報 別途田畑/計3筆:1,738㎡ ・大原草生町265番/地目:畑/地積:109㎡ ・大原草生町268番/地目:田/地積:72㎡ ・大原草生町270番/地目:田/地積:1,557㎡ |
前面道路北を向く。寂光院へ至る道路に面しています。砂利敷きの風景は大原の里!というイメージそのまま |
母屋玄関。草敷きのアプローチを進みます。 |
外観全景道路から見る。アプローチがカーブしているので直接は玄関が見えないつくり。この気遣いがいいですね |
母屋隣には大型も入れる駐車場付き。乗用車なら10台以上は停めれます |
>>大きな地図で見る  |
建物面積 | 115.50㎡ | ||
所在地 | 京都市左京区大原草生町 | ||
交通 | 京都バス「大原」バス停 徒歩7分 | ||
建物構造 | 木造 1階建て | 所在階 | 1階 |
築年 | 1971年 | 土地権利 | 所有権 |
敷地面積 | 678.43㎡ | 都市計画 | 調整区域 |
用途地域 | 建蔽率/容積率 | 60/100 | |
設備 | 電気/上下水道/プロパンガス(個別) |