価格：

3,380万円

面積：

139.38㎡（建物）
74.59㎡（敷地）

南に東福寺、東に泉涌寺、そして北には智積院と東山の山裾に建つ寺院に囲まれた東山区今熊野。周辺には清水焼の窯元が多く存在していたり、東大路通沿いには昔ながらの今熊野商店街があり全体的に落ち着いていてどこか懐かしい雰囲気が漂います。

先述の通り山裾にあたるエリアのため、傾斜地が多くなる半面、静かな環境で且つ眺望の良い物件には特に外国籍の方に人気があるように感じてます。ちなみに本物件はメイン通の東大路通からほんの少し東に入ったところなので、勾配のある道中を長く歩いて帰る必要がない点は有難い立地条件だと思います。

元々は1階で酒屋を営まれていたそうで、その後近くの工務店さんが自宅の改装時の仮住まい用として購入後、改装され現在に至る。というのが本物件の簡単なストーリー。改装後は1年半ほどしか使用されてないため、好みさえ合えば特に手を入れる必要は無さそうな印象です。

元店舗部分はガレージになっていて、間取図には右側に玄関と記載がありますが、ドアが残してあるだけで実質的な玄関はガレージ奥のドアになります。1階洋室はそのまま大きな玄関ホールとしたり、個人事務所であれば仕事場としても活用できそうなスペース。

2階は床の間を残したリビングとサニタリースペース。縦長で写真にあるように、ゾーニングがはっきりしていて家具の配置には悩まなくて済みそうです。2階だと近隣の目線もあるので、障子調の2重サッシで対策してあります。ただ3階まで上がると、特に西側はほぼ目線を感じず抜け感もウンと増します。3階の構成は東西に各1室、真ん中に納戸という配置で、階段室には多くのニッチ部分があり本や雑貨などの自身のコレクションをディスプレイしておくにはちょうど良いかも。

そして3階から急勾配の階段を上がるとお待ちかねのルーフトップへ出る事ができます。眺望があって気持ち良い事は予め頭で理解していても、実際に出てみて風を感じるとやっぱり最高な訳です。どこの屋上へ出ても毎回思いますが、この屋上ってのは庭とは違った爽快さがある訳なのです。撮影当日はパッとしない天気でしたが、それでも京都盆地を囲う山稜が見渡すことができ、東側の山は近いので、朝から鳥の鳴き声が聞こえてくる日も少なくないそうです。

早起きして朝日を拝んだり、早めに帰宅できた日にはビール片手にサンセット。気候さえ良ければそのままＢＢＱ。って感じで日常に＋αを取り込んでみてはいかがでしょう。きっと暮らしの振れ幅が広がりますよ。