2017.2.20 |
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京都R不動産リリースパーティーレポート!!
京都・河原町五条にあるコワーキング施設「MTRL KYOTO(マテリアル京都)」にて、京都R不動産オープンのお披露目イベントをしてからはや1カ月が経ちました。
会場はめいっぱいに人が入った。事前告知してから満席になるまでも早く、関心をたくさんの方に持っていただいていることを肌で感じた。
今年1月20日に始まった「京都R不動産」。サイトをオープンしてから、おかげさまでたくさんのお問い合わせをいただいている。もうすぐオープンして1カ月になるので、先んじて行われたリリースパーティーの様子と併せて、改めて僕なりの「京都R不動産」の所信表明をできたらと思っている。
リリースパーティー当日には100名近い方が駆けつけてくださった。京都で不動産や建築の仕事をされている方々、まちづくりについて研究されている大学教授、自らビジネスを始めた地元の同級生たちまでと、幅広い層に来ていただいた。2部構成にしたうちの第1部では、僕と東京R不動産の馬場さん、吉里さんの3人のトークからスタートしたのだが、会場の雰囲気にとても緊張感があったのを覚えている。それは僕個人が緊張していたというのもあるけれど、「京都R不動産は、京都でどんなことをしていくのか」という会場内の関心がそうさせたのではないだろうか。
イベントの中で、僕は「一度京都を離れたことがあって、なおかつ自分の中にある京都人としてのアイデンティティーに改めて気付いた人の目線で、京都R不動産はつくっていきたい」と伝えた。この発言の意図は僕自身の経験から来ていて、一度外に出ることでより京都の魅力や反対に難点がわかってくると感じているから。いいところもそうじゃないところも知っていること、それが全国各地で現地の情報を再編集するR不動産に加わる上で必要不可欠なことだと僕は思っている。京都の長い歴史や伝統にはもちろん敬意を払いつつ、もっともっと自由闊達な部分も増やしていくこと、それが京都R不動産の目指すところだ。
左端でマイクを持っているのが、京都R不動産代表の水口貴之。中央は東京R不動産ディレクターの吉里裕也。右端は東京R不動産ディレクターの馬場正尊。
東京R不動産の吉里さんも「もちろん京都の長い歴史と住み方やコミュニティーの資産ということには敬意を持っていますが、あえて『ちょっと力を抜いてやらせてください』と言いたいです。京都だからとあまり構えすぎないこと。もちろん、僕たちの出していくものに対して全然駄目と思われてしまうなら、すぐに言ってほしいし、それは真摯に受けとめないといけないと思っている。けれど、僕らの持っている適度なよそもの感であったり、自由な態度といったものは常に失わないようにしなくてはと思っているし、そこを京都R不動産にも期待しています」と言っていた。
では実際に、僕たち京都R不動産ができることはなんだろうか。不動産や建築の部分はもちろん、もう一歩はみ出していきたい。その方法に関しては、東京、金沢、大阪、神戸、福岡のR不動産のメンバーが駆けつけてくれたことがヒントになった。オープニングにこんなにいろんな地域から集まることは今までなかったことらしい。まさにこの吸引力が京都の街への期待だと思うし、同時に京都R不動産の力になるのではないかと感じている。京都以外の全国9つのエリアで、独自にかつ有機的にチャレンジを繰り返しているメンバーの視点を吸収して、京都という街と融合させていきたいと思っている。
大阪R不動産・土中萌(上)と神戸R不動産代表の小泉寛明(下)。それぞれの取り組みを紹介してもらった。
特に、京都・大阪・神戸、この3つの都市で連携ができることは個人的に特に楽しみだ。3つの都市それぞれに行かれたことがある人なら、街の雰囲気が全然違うことをご存知だろう。その京阪神ネットワークが楽しみで仕方がない。リリースパーティーの第2部でも大阪、神戸のR不動産に発表してもらったが、それぞれ街や物件の使い方についてパワフルな提案をバンバン打ち出している。京都はまだ背中を追いかける気持ちだが、関西エリアの魅力を増幅させていきたい。(まずは、3都市のメンバーで飲む、それだけ決まっている。)
トークイベント後の交流会の様子。この日も寒かったですが、会場は熱気がすごかった!
全国からR不動産の代表が集まる、異例の催しになった。左から神戸R不動産・小泉寛明、金沢R不動産・小津誠一、大阪R不動産・中谷ノボル、東京R不動産ディレクター吉里裕也。
リリースパーティーにお越しいただいた、たくさんの方と話せたことで、自分自身のビジョンや京都R不動産に求められていることもまた改めてクリアになっていった気がする。寒い中足を運んでくださった皆様、改めて御礼申し上げます。「京都R不動産」は本当にまだ始まったばかりですが、京都の魅力的な物件や暮らし方に日々開拓していくつもりです。サイトを通じて発信してまいりますので、どうぞ今後とも「京都R不動産」をよろしくお願いいたします!